自宅で工事なしにインターネットができるホームルーターが気になっている方もいらっしゃるでしょう。
結論として、ホームルーターは以下に当てはまる人におすすめのインターネット回線です。
本記事ではホームルーターと光回線・ポケット型WiFiの違いや比較したうえでのメリット・注意点を解説します。
ホームルーターの種類や開通までの流れも紹介するので、申し込みを検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。
ホームルーターとは?仕組みやポケット型WiFi・光回線との違い
ホームルーターとは自宅据え置き型のモバイル端末で、開通工事が不要です。
お部屋のコンセントに電源プラグを挿し込むだけでかんたんにインターネットが利用でき、月間データ容量も無制限なのでスマホやパソコンをつなげても安心して通信できます。
※一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
ホームルーターでインターネットをつなげる仕組みはスマートフォンと似ており、アンテナを内蔵した端末で契約した回線の電波を受信し、WiFi接続した機器に電波を飛ばします。
インターネット回線にはホームルーター以外にポケット型WiFiと光回線がありますが、それぞれに特徴や向いている用途が異なるのでくわしく比較してみましょう。
ホームルーターとポケット型WiFiとの違い
ホームルーターとポケット型WiFiはインターネットを接続する仕組みは同じで、端末本体で電波を受信し、開通工事も不要です。
ホームルーターとポケット型WiFiの大きな違いは持ち運びのしやすさで、ホームルーターは基本的に自宅専用の据え置き型、ポケット型WiFiは小型でポケットにも入るサイズなのでどこでも持ち歩けるのがポイントです。
その他にもホームルーターとポケット型WiFiで速度やデータ容量なども異なるので、表で比較してみましょう。
ホームルーター | ポケット型WiFi | |
---|---|---|
開通工事 | ||
持ち運び | ||
速度の安定度 | ||
データ容量 | 無制限 | |
月額料金 | 4,500円 | |
最大接続台数 |
ホームルーターはポケット型WiFiと比べて端末のサイズが大きく持ち運びに向いていませんが、その分強力なアンテナをいくつも内蔵しています。
速度を重視してインターネット回線を選びたいのであれば、ポケット型WiFiよりホームルーターの方がおすすめです。
ホームルーターは大型の端末で安定して電波を飛ばせるので、同時に接続できる台数もポケット型WiFiより多く、機種によって30台~60台まで対応可能です。
また、ホームルーターは基本的に月間データ容量が無制限のプランが主流ですが、ポケット型WiFiは20GB以下の小容量から無制限まで契約先によってさまざまなプランが用意されています。
※一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
ご自分にとって必要なデータ容量や用途、何人で使うかなどによってもホームルーターとポケット型WiFiどちらが向いているかは異なるので、まずは使い方をイメージしてみるといいでしょう。
結論として、ポケット型WiFiがおすすめなのは以下に当てはまる人です。
- 外にも持ち運んでインターネットがしたい人
- 1人もしくは少ない台数で使いたい人
- 必要なデータ容量を選んで契約したい人
- 料金を抑えて使いたい人
\ ポケット型WiFiも選べる! /
ホームルーターと光回線との違い
ホームルーターと光回線は自宅で使うインターネット回線という点では共通していますが、決定的な違いは開通工事の必要性です。
光回線は物件内に外からインターネット回線を引き込み、直接有線で接続するので開通工事が必須です。
一方、ホームルーターは端末で無線の電波を受信するため、コンセントがある場所ならどこでも工事不要ですぐに開通します。
ホームルーターと光回線の速度や料金などの違いも、比較してみましょう。
ホームルーター | 光回線 | |
---|---|---|
開通工事 | ||
持ち運び | ||
速度の安定度 | ||
データ容量 | (速度制限がかかる可能性あり) | |
月額料金 | マンション:4,000円前後 | |
最大接続台数 |
光回線は開通工事が必要ですが直接有線でつなぐため、ホームルーターと比べて高速で通信できます。
オンラインゲームや動画配信などを行う方はホームルーターの速度では不便を感じる可能性があるので、光回線の利用をおすすめします。
また、ホームルーターはポケット型WiFiより最大接続数が多く、データ容量も無制限ですが、速度制限がかかる可能性もあります。
光回線は何台の機器をつなげても快適に利用でき、完全無制限でインターネットが楽しめるのも魅力です。
ただし、物件内で開通工事ができなければ利用できず、賃貸物件やマンションにお住まいの方は管理会社や大家さんに工事の許可を取らなければいけないのでハードルが高い場合もあります。
結論として、光回線がおすすめできる人は以下のとおりです。
- 自宅で開通工事ができる人
- 速度を重視したい人
- 完全無制限でインターネットをしたい人
ちなみに、ホームルーターやポケット型WiFiが契約できるずっとネットでは、利用開始後に光回線へ乗り換えたい場合、キャッシュバックも受け取れる「ずっとネットサポート」が用意されています。
\ 光回線へ乗り換えサポート! /
ホームルーターのメリットと契約がおすすめできる人
ポケット型WiFiや光回線と比べてホームルーターは自分にあっているサービスなのか迷っている方に向けて、メリットとおすすめできる人を解説します。
ホームルーターには主に以下の6つのメリットがあります。
それぞれのポイントやおすすめできる根拠を紹介します。
工事不要!自宅で光回線の工事ができない人におすすめ
ホームルーターは自宅のインターネット回線を工事不要で気軽に用意できるのが魅力です。
たとえば光回線を自宅内に引き込む場合、まず開通工事が可能かを確認し、工事日について業者と打ち合わせて決定しなければいけません。
物件内で光回線の工事をしたことがなく、新規で契約する場合は申し込みから開通工事まで約1~2か月かかるのが一般的です。
また、2~5月の引っ越しシーズンなどは3~4か月ほど待たされたという話もめずらしくありません。
ホームルーターであれば申し込みの最短翌日には端末が届き、自宅のコンセントに電源を挿し込めばすぐにインターネット環境ができるので、手軽さを重視する方やすぐに使いたい方におすすめです。
複雑な設定なしで使いたい人におすすめ
ホームルーターは複雑な設定をしなくても、かんたんに開通できます。
電源プラグをコンセントに挿して電源が入ったら、説明書や本体などに記載されたSSIDとパスワードで接続したいスマホやパソコンのWiFi設定をするだけでインターネットがつなげられます。
光回線の場合は開通工事後に契約者がルーターの設定やプロバイダ設定などの作業をしなければならないので、機械や設定が苦手な方は難しいと感じる可能性もあります。
引っ越しが多い人におすすめ
ホームルーターは工事が不要なので、契約中に引っ越しが決まっても端末を持ち運んで新居でコンセントに挿し込めばすぐに使えます。
光回線の場合は自宅での開通工事が必須なので、引っ越しする場合は新しい住所で再度開通工事をしなければならず、開通工事がかかることもあります。
転勤や引っ越しが多い方はかんたんに移転ができるホームルーターを選ぶと、手間がかからず引っ越し先でもインターネットがなくて困るという心配はないでしょう。
データ容量無制限で利用したい人におすすめ
ホームルーターは主に5種類ありますが、基本的にどれも月間データ容量無制限のプランを提供しています。
※一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
たとえば、同じく工事不要で利用できるポケット型WiFiは月間データ容量の上限が決まっているサービスも多く、無制限プランは少ない傾向にあります。
あまりインターネットを利用しない方は小容量の月間データ容量を選ぶと月額料金も抑えられますが、データ容量の上限を超えると月末まで使い物にならないほどの低速状態に制限されます。
使いすぎを気にせずに思う存分動画視聴やSNSを楽しみたいのであれば、データ容量無制限のプランを選ぶのがおすすめです。
速度重視でモバイル回線を選びたい人におすすめ
ホームルーターとポケット型WiFiはどちらも無線の電波をキャッチしてインターネットを接続しますが、端末の大きさが違うので内蔵されているアンテナの大きさや数も異なります。
結果的にホームルーターはポケット型WiFiより大きなアンテナで電波を受信でき、コンセントから直接電源供給されるので、速度が安定しやすいのがメリットです。
たとえば、WiMAXとauの5G回線に接続できるWiMAXのホームルーターとポケット型WiFiでも、実際に出る速度には以下のとおり違いが出ます。
ホームルーター (Speed WiFi HOME 5G L13) | ポケット型WiFi (Speed WiFi 5G X12) | |
---|---|---|
最大通信速度 | 上り:286Mbps | 上り:183Mbps |
実測平均速度 | 上り:29.53Mbps | 上り:15.9Mbps |
実測平均Ping値 |
ホームルーターやポケット型WiFi、光回線に共通することですが、「最大通信速度」は理論上の数値のため実際に出る速度ではありません。
実際に出る速度はアンテナの数やスペック、電波を受信する環境や基地局との距離が大きく影響します。
平均速度で比較してもホームルーターはポケット型WiFiより高速で通信でき、オンラインゲームの安定度に関係するPing値も抑えられています。
速度を最優先にするのであれば直接有線で接続できる光回線がおすすめですが、開通工事ができない場合はホームルーターを選ぶといいでしょう。
複数台や大人数で使いたい人におすすめ
ホームルーターはポケット型WiFiと比べてより多くの機器を同時接続でき、速度も安定しやすい特徴があります。
例として、WiMAXのホームルーターとポケット型WiFiの同時接続数を比較してみましょう。
ホームルーター (Speed WiFi HOME 5G L13) | ポケット型WiFi (Speed WiFi 5G X12) | |
---|---|---|
同時接続数 |
WiMAXの場合、ホームルーターはポケット型WiFiの約2倍多く通信機器を接続できるので、家族で使う方や小規模のオフィス、シェアハウスなどで共有したい場合もホームルーターがおすすめです。
ホームルーターの注意点
ホームルーターを契約するうえで、注意しておいていただきたい点を5つ紹介します。
ポケット型WiFiや光回線と比較したホームルーターの注意点やデメリットを説明します。
電波が届かない場所で使えない
ホームルーターは契約した回線の電波を受信してインターネット接続するので、提供エリア外や部屋の中でも設置場所によってはつながらなかったり、速度が低下したりする可能性があります。
ホームルーターの提供エリアは利用する回線によって異なるため、契約前に必ず公式サイトからエリア検索をしておきましょう。
のちほど、「ホームルーターを失敗せずに選ぶ方法」の【自宅がエリア内か確認する】の項目で主要ホームルーターの提供エリアも紹介します。
光回線より速度が遅い
ホームルーターはポケット型WiFiと比べると速度が速いですが、光回線と比較するとアップロード速度やPing値は劣ります。
WiMAXの最新機種「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」とフレッツ光の平均速度を比較してみましょう。
ホームルーター (Speed WiFi HOME 5G L13) | 光回線 (フレッツ光ネクスト) | 光回線 (フレッツ光クロス) | |
---|---|---|---|
最大通信速度 | 上り:286Mbps | 上り:1Gbps | 下り:10Gbps 上り:10Gbps |
実測平均速度 | 上り:29.53Mbps | 上り:259.7Mbps | 上り:1457.22Mbps |
実測平均Ping値 |
ホームルーターの最大通信速度は下り4.2Gbpsですが、実際に出る速度は光回線の方が圧倒的に速いです。
また、光回線の通常プランは最大1Gbpsですが、最近は最大10Gbpsの超高速プランも登場しています。
オンラインゲームの快適なプレイ感や円滑なライブ配信、大容量データのアップロードなどを行いたい方は、実際の速度が高速な光回線の方が向いているといえます。
月間データ容量が無制限とはいえ速度制限もある
ホームルーター各社では月間データ容量無制限のプランが契約できますが、無制限とはいえ速度制限がまったくないというわけではありません。
ホームルーター各社で速度制限がかかる可能性は、公式サイトに以下のとおり記載されています。
ホームルーターの契約先 | 速度制限の条件 |
---|---|
WiMAX | 一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。 |
ソフトバンクエアー | ご利用が集中する時間帯は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。 |
home 5G | ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。 ネットワークの安定運用のため、ご利用が集中している時間帯に特定エリアで通信が遅くなる(たとえば動画視聴ではご利用の通信環境により画質が低下する)ことがあります。 当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。 一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。 |
Rakuten Turbo | 公平なサービス提供のため速度制御の場合あり。 |
NURO Wireless 5G | 帯域を継続的かつ大量に占有する通信手段を用いて行われる通信について、速度や通信量を制限することがあります。また、通信が著しく輻輳するときは、通信時間または特定の地域の通信の利用を制限することがあります。 |
ホームルーターには、具体的にどれくらいのデータ容量を消費すると速度制限がかかるなどの細かい条件はありません。
しかし、夜間や週末などインターネット利用者が増えるタイミングなどにサービスの公平化や安定した提供を目的として制限がかかる可能性もあると理解しておきましょう。
ポケット型WiFiに比べて持ち運びに向いていない
ホームルーターの端末は大型で、コンセントがある場所でしか使えません。
コンセントがある場所であれば持ち運びができる場合もありますが、ポケット型WiFiのように外出先で気軽にWiFi接続するという使い方は難しいでしょう。
また、ホームルーターの中でもWiMAXは契約時に登録した住所以外にも自由に移動させて使えるので、実家への帰省や出張先に持っていけます。
ただし、WiMAX以外のホームルーターは契約住所でしか原則通信ができず、勝手に移動させて違う場所で使うと強制停止や解約になる可能性もあるのでご注意ください。
ホームルーターの登録住所の変更はWebのマイページから、いつでもかんたんに行えます。
マンションの場合は光回線の方が安い場合がある
ホームルーターの月額料金は、平均相場として4,000円前後が目安です。
一方で光回線の月額料金は平均して戸建て住宅なら5,000円前後、マンションなら4,000円前後が目安です。
戸建て住宅にお住まいの場合はホームルーターの方が月額料金を抑えられますが、マンションの場合はホームルーターと光回線で大きな差が生じない可能性があります。
さらに光回線はホームルーターに比べて速度も速く、速度制限にかかる心配もないので、コスパがいいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実際にホームルーター(WiMAX)と主要光回線の月額料金を比較してみましょう。
契約先 | 月額料金 (戸建て) | 月額料金 (マンション) |
---|---|---|
ホームルーター (ずっとネット) | ||
光回線 (ドコモ光) | ||
光回線 (ソフトバンク光) | ||
光回線 (auひかり) | ||
光回線 (NURO光) | 5,200円 |
ホームルーターは戸建てでもマンションでも月額料金は変わりませんが、光回線の場合は住居のタイプで月額料金は異なります。
光回線は物件内に回線を引き込んで接続しますが、戸建ては基本的に1世帯で専用の回線を使い、マンションでは建物内の利用者で回線を共有する仕組みのため、コストが分散されるのが大きな理由です。
戸建ての場合はホームルーターの方が安い傾向にありますが、マンションの場合はホームルーターよりも光回線の方が月額料金が抑えられる可能性があります。
また、マンションによってはあらかじめ光回線が導入されていたり、物件単位で契約しているインターネット回線が用意されていたりするケースも増えています。
すでに物件内に光回線が引き込まれていれば、新たに開通工事を行う必要がなく、入居後すぐにインターネットがつなげられる場合もあります。
マンションにお住まいの方は物件情報や契約内容を確認のうえ、ホームルーターの方が利便性を感じるのであれば契約を検討するのがおすすめです。
ホームルーターを失敗せずに選ぶ方法
ホームルーターにはいくつか種類があり、どれを選んでも同じというわけではありません。
自分にあったホームルーターの契約先を選ぶ方法として、以下の4つの項目を確認しておくと失敗しにくいので、ぜひ参考にしてみてください。
ホームルーターを失敗せずに選ぶ方法をひとつずつ紹介します。
自宅がエリア内か確認する
ホームルーターは利用する回線の電波を発射する基地局の提供エリア内でなければ利用できません。
ホームルーターの種類によって利用する回線も違うので、まずはご自宅が提供エリアとなっている回線を調べましょう。
主なホームルーター5種類の利用する回線とエリア検索ページをまとめました。
種類 | 利用する回線 | 提供エリア検索ページ |
---|---|---|
WiMAX | ・au 5G ・au 4G LTE | |
ソフトバンクエアー | ・ソフトバンク 4G LTE | |
home 5G | ・ドコモ 4G LTE | |
Rakuten Turbo | ・楽天 4G LTE | |
NURO Wireless 5G |
基本的にどの回線も日本全国広いエリアで利用は可能ですが、実際に接続できるかは細かい番地や建物によって異なります。
また、ご自宅が提供エリア外のサービスがあっても、他社では利用可能な場合もあるので確認してみてください。
実質料金の安さ
ホームルーターの契約先によっては月額料金だけでなく初期費用や端末代金、キャッシュバックの有無などが大きく異なります。
窓口によっては月額料金の割引や端末代金の実質無料キャンペーンなども用意されているため、料金だけに注目するのではなく、契約期間内のトータルの支払い料金=実質料金で比較するのがおすすめです。
実質料金は以下の計算式で算出できます。
実質料金=初期費用(事務手数料+端末代金)+(月額料金×契約期間)-特典額(料金割引額+キャッシュバック額)
契約期間内で実際にかかる費用総額で比べれば、本当にお得な契約先もわかりやすいのでぜひ参考にしてみてください。
実測平均速度の速さ
ホームルーターのメリットや注意点の項目で紹介したとおり、インターネット回線の速度は最大通信速度ではなく、実際に出る速度で比較しましょう。
自宅で利用を開始した際に出る速度は使ってみないと分かりませんが、契約者が速度測定した結果を平均速度としてまとめている速度測定サイト「みんなのネット回線」やSNSで「ホームルーター名+速度」などのキーワードを検索するとユーザーの口コミなどが確認できます。
ホームルーターを速度で選びたい方は、実測平均速度の口コミやデータを参考にしてみてください。
スマホとのセット割
ホームルーターによってはスマホキャリアとのセット割が利用できる場合があります。
毎月の通信費を抑えたいのであれば、お使いのスマホとのセット割が適用されるホームルーターを選ぶのもおすすめです。
ホームルーターでスマホとのセット割が適用されるサービスや割引額などを表でまとめたので、ご覧ください。
種類 | セット割対象キャリア | 割引額/1台あたり | 割引される回線数 |
---|---|---|---|
WiMAX | ・UQモバイル | ||
ソフトバンクエアー | ・ワイモバイル | ||
home 5G | |||
Rakuten Turbo | |||
NURO Wireless 5G |
とくにau・ドコモ・ソフトバンクの3大キャリアを契約中の方は、セット割対象になるホームルーターとの同時利用でスマホ代が安くなります。
家族で同じキャリアを使っているのであれば家族分のスマホ代も一緒に割引されるので、お得度は高いでしょう。
ホームルーターは主に5種類
ホームルーターの種類として現在主流となっているのは、主に以下の5種類です。
まずは5つのホームルーターの特徴を表で比較したのでご覧ください。
種類 | 回線 | 実測平均速度 | 事務手数料 | 端末代金 | 月額料金 | セット割 |
---|---|---|---|---|---|---|
WiMAX (ずっとネット) | ・au 5G ・au 4G LTE | 上り:29.53Mbps | 1ヶ月目~:4,378円※1 | ・UQモバイル | ||
ソフトバンクエアー | ・ソフトバンク 4G LTE | 上り:11.11Mbps | 1~11ヶ月目:3,080円 12~35ヶ月目:4,180円 36ヶ月目~:5,368円※1 | ・ワイモバイル | ||
home 5G | ・ドコモ 4G LTE | 上り:19.39Mbps | ||||
Rakuten Turbo | ・楽天 4G LTE | 上り:39.68Mbps | 7ヶ月目~:4,840円 | |||
NURO Wireless 5G | 上り:97.86Mbps | ※レンタル |
※1:契約先によって異なる
5種類のホームルーターを条件や重視したいポイントにあわせて、くわしく解説します。
★おすすめ★速度・料金のバランス重視ならWiMAX「ずっとネット」
ホームルーターの契約先に迷ったら、速度面でも料金面でもメリットが多いWiMAXを選ぶのがおすすめです。
機種名 | |
---|---|
メーカー | |
最大通信速度 | 上り:286Mbps |
寸法 | |
重量 | |
Wi-Fi 規格 | |
LANポート数 | |
最大接続数 |
WiMAXはauなどを運営するKDDIグループのUQコミュニケーションズが敷設した独自のWiMAX回線とau回線の両方が利用できるので、エリアが広く速度も安定しています。
また、WiMAXはUQコミュニケーションズ直下のUQ WiMAX以外にもauや複数のプロバイダから契約ができ、どこから申し込んでも利用する回線やホームルーターのスペックは変わりません。
ただし、WiMAXの契約先によって契約期間や月額料金、キャンペーンなどは異なることも理解しておきましょう。
WiMAXを契約するなら「ずっとネット」がおすすめ!
WiMAXの契約先なら初月が無料でサポートも充実している「ずっとネット」がおすすめです。
サービス名 | |
---|---|
提供エリア | |
契約期間 | |
事務手数料 | |
端末代金 | |
月額料金 | 1ヶ月目~:4,378円 |
2年間の実質料金 | |
セット割 | ・UQモバイル |
キャンペーン | ・端末代金実質無料 ・初月の月額料金0円 ・乗り換え費用最大20,000円キャッシュバック ・au/UQモバイルへ乗り換えで3,850円キャッシュバック |
ずっとネットはWiMAXのプロバイダとして、ホームルーターとポケット型WiFiの最新機種を実質無料で購入できます。
ずっとネットの端末価格は71,280円と高額ですが、月額385円の「ずっとネットサポート」に加入することで端末代金の分割払い金1,980円が36ヶ月間無料となります。
「ずっとネットサポート」に加入すれば端末代金実質無料キャンペーンが適用されるほか、LINEでのサポートが無料で受けられたり、利用開始後にWiMAX以外のインターネット回線へ乗り換える際は端末代金の残債分をキャッシュバックで受け取れたりと特典も豊富です。
ホームルーターと光回線やポケット型WiFiで迷っている方も、ずっとネットであれば実際に使ってみて不満を感じればauひかりやソフトバンク光などの人気回線やポケット型WiFiに乗り換えられるのでおすすめです。
ずっとネットの月額料金は初月が無料で、1ヶ月目以降は4,378円と変わらないのでわかりやすいのも魅力といえるでしょう。
さらにauやUQモバイルのスマホをお使いなら、セット割でスマホ代が1台あたり最大1,100円割引になるのでぜひ活用してみてください。
\ ずーーーーーーーっと定額! /
料金重視ならソフトバンクエアー
料金が安いホームルーターを契約したいなら、ソフトバンクエアーがおすすめです。
機種名 | |
---|---|
メーカー | |
最大通信速度 | |
寸法 | |
重量 | |
Wi-Fi 規格 | |
LANポート数 | |
最大接続数 |
ソフトバンクエアーはソフトバンクの5G回線と4G LTE回線に接続でき、ソフトバンクやワイモバイルとのセット割も利用できます。
ソフトバンクエアーの5G対応機種「Airターミナル5」は最大接続数が128台と多いのも見逃せないポイントです。
ソフトバンクエアーはソフトバンクの公式窓口や代理店などから購入できますが、窓口によって独自のキャッシュバックや料金割引を実施しており、特典の豊富さも魅力のひとつです。
ソフトバンクエアーなら「モバレコエアー」がおすすめ!
ソフトバンクエアーの中でもとくに安い価格で利用できるのは、「モバレコエアー」です。
モバレコエアーはソフトバンクエアーと同じ回線や端末を使うアライアンスモデルとして、ソフトバンクの公式特典と併用可能な独自特典を用意しています。
サービス名 | |
---|---|
提供エリア | |
契約期間 | |
事務手数料 | |
端末代金 | |
月額料金 | 1~11ヶ月目:3,080円 12~35ヶ月目:4,180円 36ヶ月目~:5,368円 |
2年間の実質料金 | |
セット割 | ・ワイモバイル |
キャンペーン | ・端末代金実質無料 ・月額料金割引 ・29,200円キャッシュバック ・乗り換え費用最大100,000円キャッシュバック |
モバレコエアーは独自の料金割引キャンペーンが適用され、初月は1,320円という安い料金で利用を開始できます。
最初の1年間は月額3,080円、2年目以降も4,180円~と支払いが抑えられるので、ホームルーターの料金が節約できます。
さらに、ソフトバンク公式特典の「SoftBankあんしん乗り換えキャンペーン」で乗り換え費用が最大100,000円まで現金還元されたり、端末代金71,280円が3年間の継続利用で実質無料になったりするので、他社ホームルーターより実質料金が安いのが魅力です。
速度重視ならhome 5G
速度を重視してホームルーターを選びたい方には、ドコモの5G回線が利用できる「home 5G」もおすすめです。
機種名 | |
---|---|
メーカー | |
最大通信速度 | 上り:218Mbps |
寸法 | |
重量 | |
Wi-Fi 規格 | |
LANポート数 | |
最大接続数 |
ドコモのhome 5Gは最大通信速度が下り4.2Gbpsと高速で、広いエリアで安定した通信が期待できます。
月額料金はずっと4,950円と変わらず、端末代金も実質無料になるので、支払いもわかりやすいのがポイントです。
ドコモのスマホとも「home 5G割」が適用でき、1台あたり最大1,100円が割引されるので、ドコモユーザーの方はぜひチェックしてみてください。
楽天のサービスをよく使うならRakuten Turbo
楽天のサービスを利用することが多いなら、楽天回線に接続できる「Rakuten Turbo」を検討してみましょう。
機種名 | |
---|---|
メーカー | |
最大通信速度 | 上り:218Mbps |
寸法 | |
重量 | |
Wi-Fi 規格 | |
LANポート数 | |
最大接続数 |
Rakuten Turboを申し込むと、キャンペーンにより最初の6ヶ月間は月額料金が無料になります。
さらに楽天モバイルを利用中の方がRakuten Turboを契約すると、楽天ポイントが20,000円分還元されるのも魅力的です。
Rakuten Turboの契約者は楽天市場でのお買い物時に付与されるポイントも自動的に+2倍になるので、楽天のサービスを使うことが多い方はお得です。
端末を無料レンタルしたいならNURO Wireless 5G
高速のホームルーターを無料でレンタルしたいなら「NURO Wireless 5G」がおすすめです。
機種名 | |
---|---|
メーカー | |
最大通信速度 | 上り:2.6Gbps |
寸法 | |
重量 | |
Wi-Fi 規格 | |
LANポート数 | |
最大接続数 |
NURO Wireless 5Gは端末を無料レンタルできるうえに、最初の7日間は無償お試し期間として利用できます。
しかし、お試し期間内に端末を返却すれば月額基本料金や契約事務手数料が請求されないので、安心して申し込みができます。
NURO Wireless 5Gはソニーワイヤレスコミュニケーションズ株式会社が設置する「ローカル5G」の電波を使ってインターネットを接続するため、場所によってはつながりにくかったりエリア外になったりする場合もあります。
また、NURO Wireless 5Gの提供エリアは以下の都道府県のみです。
- 北海道
- 東北(宮城県、福島県、山形県)
- 関東(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)
- 東海(愛知県、静岡県、岐阜県、三重県)
- 関西(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県)
- 中国(岡山県、広島県)
- 九州(福岡県、佐賀県)の一部
NURO Wireless 5Gを検討する際は、まず公式サイトから提供エリアを確認してみましょう。
ホームルータ―の申し込みから開通の流れ
ホームルーターの申し込みから開通までの流れも、確認しておきましょう。
ホームルーターは開通工事が不要なので、上記3ステップでかんたんに利用が開始できます。
1.自分にあったホームルーターを申し込む
ホームルーターを契約する際は、まず自分にあったホームルーターを見極めましょう。
記事内でホームルーターを選ぶための方法として、以下の4つの項目を紹介しました。
ホームルーターの中でもとくにおすすめは、速度と料金のバランスが良いWiMAXです。
WiMAXが契約できる「ずっとネット」なら月額4,378円で、データ容量無制限の5Gホームルーターが利用できます。
2.端末が発送される
自分にあったホームルーターをお得な窓口から申し込んだら、あとは端末が自宅に届くのを待ちましょう。
契約先によっては最短で申し込みの当日に端末を発送してくれます。
3.端末の電源をコンセントに挿してWiFi接続する
端末が手元に届いたら付属品などを確認し、電源プラグを自宅のコンセントに挿し込みましょう。
電源ランプなどが正常につけば、スマホやパソコンなどからWiFi接続するだけで、開通設定は完了します。
くわしい操作方法などはマニュアルなどが同梱されているので、ご安心ください。
ホームルーターに関するよくある質問
最後にホームルーターに関するよくある質問をまとめました。
ホームルーターについて疑問や不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ホームルーターとポケット型WiFiどちらがおすすめ?
ホームルーターとポケット型WiFiどちらがおすすめかは、どこでインターネットを接続したいかによって異なります。
自宅メインで使う予定であればホームルーターがおすすめですが、外にも気軽に持ち運びたいならポケット型WiFiの方が便利です。
くわしくは、【ホームルーターとポケット型WiFiとの違い】の項目で解説しているのであわせて読んでみてください。
ホームルーターと光回線どちらがおすすめ?
ホームルーターと光回線の決定的な違いは、開通工事の有無にあります。
光回線は開通工事が必須のため、自宅メインでインターネットをしたい方で工事ができない方にはホームルーターがおすすめです。
また、自宅で光回線の工事が可能であれば、速度重視の方には光回線が、引っ越しが多い方や戸建てで料金を抑えたい方はホームルーターがおすすめです。
くわしくは、【ホームルーターと光回線との違い】の項目をご覧ください。
ホームルーターのメリットは?
ホームルーターがおすすめできる理由として、以下のメリットがあります。
ホームルーターがおすすめできる人とあわせて記事内で解説しているので、迷っている方はご覧ください。
ホームルーターのデメリット・注意点は?
ホームルーターを光回線やポケット型WiFiと比較したうえで、デメリット・注意点といえる部分もいくつかあります。
記事内の【ホームルーターの注意点】の項目でくわしく紹介しています。
ホームルーターでオンラインゲームはできる?
ホームルーターでオンラインゲームをプレイすることは可能です。
ただし、Ping値は平均して50ms以下であるものの、ゲームのジャンルによっては遅延やラグが気になる可能性があります。
ロールプレイングやシミュレーションゲームであれば問題ありませんが、アクションやFPS系のゲームを快適に楽しみたい方は光回線を検討するのがおすすめです。
auホームルーターとWiMAXは違うサービス?
auでは「ホームルータープラン 5G」を契約できますが、購入できる端末や回線、プラン内容などはWiMAXとまったく同じです。
ただし、月額料金やキャンペーンなどはau独自の提供となるので、WiMAXの各プロバイダとは異なります。
WiMAXやソフトバンクエアーなど契約できる窓口がいくつかある場合は、お得な料金や特典で申し込めるかを比較しましょう。
SIMフリーのホームルーターは存在する?
今回はキャリアや独自の回線を利用する5種類のホームルーターを紹介しましたが、自分で好きな回線を契約して利用するSIMフリーのホームルーターも存在します。
SIMフリーのホームルーターは通販サイトなどでも購入できますが、WiMAXのHOME 5G L12やドコモのhome 5Gを購入すればSIMフリーのホームルーターとしても利用できます。
ただし、どちらも5G回線に対応したホームルーターなので、高速通信をしたいのであれば格安SIMより回線とのセット契約をするのがおすすめです。
光回線からホームルーターへ乗り換える手順は?
光回線からホームルーターへ乗り換えたい時は以下の手順がおすすめです。
- 自分にあったホームルーターを申し込む
- 端末が自宅に届いたら開通する
- 契約中の光回線の解約手続きをする
- 乗り換えキャンペーンが利用できる場合は申請手続きをする
まずはホームルーターを申し込み、端末が届いてから光回線の解約をするとインターネットが使えない期間を作らずに済みます。
また、ホームルーターの契約先によっては光回線の解約費用を負担するキャンペーンが用意されている場合があります。
キャンペーンを受けるためには光回線の違約金明細などが必要になるので、忘れずに申請手続きをしておきましょう。
ホームルーターとポケット型WiFiの併用はおすすめ?
工事不要のホームルーターとポケット型WiFiはそれぞれにメリットが異なるため、以下のポイントに当てはまる人は併用もおすすめです。
- 自宅では高速のインターネット通信がしたい人
- 外でも自宅でもたっぷりインターネットがしたい人
- 家族や同居している人とシェアして使いたい人
ホームルーターは基本的に自宅でしか使えませんがポケット型WiFiより高速で安定した通信ができるので、複数人でつなげても快適です。
外出時はポケット型WiFiを利用し、自宅では無制限プランのホームルーターとWiFi接続すれば、スマホのデータ容量も節約できるでしょう。
ホームルーターとポケット型WiFiを併用するのであれば、初月は880円、1ヶ月目以降は月額3,630円で2台契約できる「WiFi革命セット」がおすすめです。
WiFi革命セットは無制限のホームルーターと月間100GBまで使えるポケット型WiFiが届くので、自宅でも外でもデータ容量を気にせずインターネットを楽しめるでしょう。
【WiFi革命セットの誘導ボタン】
まとめ
ホームルーターとは以下のポイントに当てはまる人におすすめのモバイル回線です。
ホームルーターは開通工事も不要で、月間データ容量も無制限で使えるので、光回線の工事ができない方や引っ越しが多い方にもおすすめです。
※一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
記事では自分にあったホームルーターを選ぶ方法や契約前に知っておいていただきたい注意点も紹介しました。
結論として、条件別に以下のホームルーターから自分にあったものを選ぶといいでしょう。
もし、ホームルーターの契約先や光回線・ポケット型Wi-Fiで迷った場合は、「ずっとネット」を申し込んでみるのがおすすめです。
「ずっとネット」はWiMAXの5G対応ホームルーターが実質無料で購入できるほか、利用後にポケット型WiFiや光回線へ乗り換えたくなった際にキャッシュバックやサポートが受けられます。
\ ずーーーーーーーーーーーっと定額プラン /
料金や速度面など重視したいポイントも比較したうえで、お得に利用できるホームルーターを選んでみてください。